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顧問医師(野島尚武医師)のご紹介

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ミネラル(元素)とは


それは、ビタミンとともに私達の「身体に必要不可欠な金属元素」のことなのです。

「体を作る五大栄養素」私たちの体を作っている五大栄養素として挙げられるのが、たんぱく質・脂肪・炭水化物・ビタミン・そしてミネラル(無機質)です。 この中のミネラルは、身体の発育、代謝、生理作用をコントロールする働きがあり、細胞のバランスを維持して神経や筋肉機能を正しく保ち、とても重要であり健康を維持するのに欠かせないものなのです。 そして、人間の体内でつりだすことが出来ないためミネラルが欠乏すると、色々なご病気の原因になったりします。



現代人のミネラル補給の現状

ミネラルはどのようにして人体に摂取されるかといいますと、植物(野菜など)が土壌からミネラルを時間をかけて吸収し、人はそれを食べることによって体内にミネラル成分を取り込んでいるのです。
しかし残念なことに、最近の野菜に含まれるミネラル含有量は、50年前の二分の一から三分の一であるといわれております。
これは化学肥料を多用し時間をかけずに多量の収穫のみを目的とした栽培の結果であると思われます。

野菜に含まれるミネラル成分量の昔と今



ミネラルの働き

生物の体内では、様々な反応が起こり、生命活動を行っています。
これらの反応には触媒として酵素が関与していて、酵素がなくては生命活動が滞ってしまいます。

酵素とはたんばく質の一種で遺伝子の情報を基にアミノ酸を数珠つなぎにしてできるヒモをグチャグチャと丸めたような物で、中には構造が不安定なために壊れるものもあります。
このような酵素を安定させ、酵素の活動中心となり重要な働きをするのが「金属元素」=ミネラルなのです。

微量金属元素



ミネラル間の拮抗作用

ミネラルは総合バランスが非常に大切です。
(ミネラルバランス)


ミネラルには拮抗作用というものがあり、一つのミネラルだけたくさんとりすぎると他のミネラルの吸収を阻害又は排出をしてしまい逆にミネラル不足になる事があります。

拮抗作用とは二つの要因が互いにその効果を打ち消し会うように働く作用のことです。
例えばリンを過剰に摂取するとカルシウムの排出を促してその作用を招きます。
そのカルシウムだけを十分に補完すると、今度はカルシウム対マグネシウムのバランスが失われてマグネシウムの不足を招きます。
すなわち、どのミネラルでも適量を大きく超えて過剰に摂取すると、一般に他のミネラル類の吸収を妨げたり、体外に排出を促してしまうのです。




ミネラルについての詳細は以下をご覧ください。

紀元前6世紀、古代ギリシャの植民地であったエーゲ海東部の都市で、当時すでに「物質の素になるもの」という概念が生まれていました。  当時の元素の概念というのは現在とは少し違っていたのです。

現在、近代科学で考えられている「それ以上細かく分解できないもの」といった元素の概念を明確にしたのは、18世紀のフランスが生んだ天才科学者、ラボアジェでした。

ミネラル(炭素、イオウ、鉄、スズ、鉛、水銀、金、銀、水銀、ヒ素、亜鉛など)が発見されていました。
歴史上、一番最初に発見された元素として文献に登場するのは、1669年に発見されたリンでした。
それ以来300年を過ぎた現在、90を越える自然のミネラルが発見されており、人工的に作られた元素も20数個あって、全部で111もの元素が存在することが知られています

現在、112番目の元素が発見されたとも伝えられています。


元素の発見と利用の歴史

ところで、人類が最初に手に入れた元素は何だと思いますか?
あるテレビ番組でこのことについて紹介されたことがありますが、人類が火を手に入れた原始の時代、木を燃やした炭が偶然に焚き火のまわりの岩石から「金」をもたらしたのではないか?と考えられているのです。

金はイオン化傾向が低く、火を使いはじめた原始人類は岩石などに含まれる金イオンを、火で還元することで、簡単に金を手に入れることができたのです。古代の遺跡から金を用いた装飾品が見つかっていることからもそのことは証明されています。

さて、金に続いて人類が手に入れた元素は青銅です。
青銅とは銅とスズの合金ですが、金よりも融点が高いのです。そこで紀元前6000年ころ、原始時代より高温の火を使えるようになった中央アジアの高度な文明によって発見され、青銅器として広がっていきました。

その後、紀元前3000年ころ、西南アジアに起こったヒッタイトという民族によって鉄の精製技術が発明されました。ここから鉄器時代がはじまります。鉄器は、武器として農耕具として最大限のパワーを発揮し、人類の文明は鉄によって大いに発展しました。現在でも道具や建物や乗り物など生活のあらゆる部分に鉄が使われており、鉄のない生活は考えられないほどにその影響力は大きかったのです。
やがて人類が電気を発見すると、融解電解法という電気によって金属イオンを還元する技術が考案され、アルミニウムの生産が可能になりました。アルミニウムは航空機や、電車、電気製品、食器などの分野に飛躍的な進歩をもたらしました。
つまり元素の面から見ると、現代は「鉄とアルミニウムの時代」と言えるのです。


生物進化の歴史と元素

人類の道具としての元素の歴史を振り返りますと、面白いことに道具としての元素と生物進化の中での金属の利用は、実はまったく逆の歴史となっていたようです。
生命の誕生については、科学的実験に基づいて考察するしか方法がないのですが、生命の誕生に金属元素が果たした役割は大きかったようです。

原初の地球では、強い紫外線や稲妻のもとで、粘土や砂に含まれるアルミニウムやケイ素、亜鉛、銅などの無機元素が触媒となり、大気中に含まれていたさまざまな気体分子を原料として原始生命の原型ができたと考えられています。
実際に上記のような状況で実験をした結果では、アミノ酸や核酸の塩基や糖類などが、合成されることが証明されています。

このようにしてDNAやATPなどの核酸類、たんぱく質、脂肪、糖などが合成され、やがて海洋中で生命体として組織化されていったと考えられています。つまり、海は生命の母だったのです。こうして、生命の原型は原始の昔に誕生したときに、金属元素を自らの生体の重要な部分に、歯車の一部として組み込んだと考えられています。
さて、こうして誕生した原始生命は、エネルギー効率の高い生命活動を行うため、電子をまわりにたくさんもっている金属イオン、特に当時海中に豊富にあった鉄をまず利用したと考えられています。

その後、水の惑星地球にやがて海藻が繁殖し、光合成から酸素を生産するようになりました。酸素は最初海中に豊富にあった鉄と結びついていったが、海中の鉄がなくなると、大気中に放出され始めました。
当初、酸素は反応性が強く生物にとって猛毒でしたが、生物の中でこの酸素の猛烈な反応性を利用して爆発的な運動能力をもつものが出現しました。これらの生物は酸素の毒性を消すために銅などを利用し坑酸化酵素を体内に作ることで、新しい進化を遂げたのでした。

生命が多様に変化した結果、鉄イオンの酸化還元電位ではカバーできなくなった領域で、銅イオンなどが用いられたと考えられます。
その後、大気中に酸素が増えると、太陽からの強い紫外線と反応して、大気中にオゾン層がうまれました。オゾン層が生まれると、太陽からの強い紫外線が地表に届かなくなり、海の中でしか生きられなかった生物は、地表へと進出していきました。
こうして陸へと移動した生物は土壌と植物を通して、海洋では少ない他の種類の金属元素も利用するようになり、巨大な進化を遂げていったのです。
こうして、進化の過程でさまざまな金属元素を体内のシステムに取り込み、生物は進化してきました。そして、そうした生物の頂点に、わたしたち人間がいるのです。
ですから、人間やすべての生物にとって金属元素、つまりミネラルとは、生命の要であると言っても過言ではないのです。



生体に不可欠の微量金属元素(微量ミネラル)

上でお話したように、生物の進化は、人類が道具として金属を発見したのとは逆の方向で金属を利用してきたのです。
つまり、酸素分子を用いてエネルギー生産の容易な、酸化還元電位の低い金属から利用していったのです。

ミネラル(金属元素)は生物の体内に多量に必要なわけではなく、ミネラル以外の成分、例えばたんぱく質や、酵素や、脂肪や、糖類や、DNAやRNAなどをうまく動かすために、生体のシステムの要として、ほんの少量が必要とされているのです。そのため、体のなかでごくわずかに存在する金属元素は一般に、微量金属元素(微量ミネラル)と、よばれています。



海水の成分と血液の成分

さて、最後に巷でよく言われる、海水と人間の血液(血漿)中の元素濃度の比較をしてみましょう。この表をみていると、世界中の学者が言ってるように両者は相対的によく似ていると思われます。生命体が海洋に起源をもっているということは、このデータからも推定されています。

地殻・海水・人体・血液の中のミネラル濃度比較表

金属元素

地殻中の濃度

海水中の濃度

人体中の濃度

血液中の濃度

ppm

ppm

ppm

ppm

ナトリウム

28300

11556

2600

3280

カリウム

25900

380

2200

170

カルシウム

26300

400

13800

99

マグネシウム

20900

1272

400

22

亜鉛

65

0.005

25

1.6

50000

0.01

50

1.14

45

0.002

4

1.12

マンガン

1000

0.002

1

0.0029

ニッケル

80

0.002

0.03

コバルト

23

0.0001

0.04

0.00038

バナジウム

110

0.002

0.03

0.01

モリブデン

1

0.1

0.2

出典:「金属は人類になぜ必要か」桜井弘著(講談社ブルーバックス)より引用。
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